さて、今は10月中旬。今年、2025年は秋の気温が高く、今も昼には夏のような気温のこともあります。ですが、緩やかに気温は低くなっています。当たり前ですが、やはり、冬はやってきます。
ぬくもりめだかも、徐々に選別を始めています。これから数週間がメダカを飼っていて一番忙しい時期と言えるかもしれません。
さて、冬に備えて、ですが、秋の終わりから本格的な冬になる前くらい(12月下旬くらい)までに忘れてはならないのが、害獣対策です。
街ですと、猫やカラス、地方部ですと、さらにたぬきやハクビシン、イタチ、サギ。ぬくもりめだかのある福井県も非常にサギが多く、虎視眈々とメダカたちを狙っています。
はっきり言ってしまえば害獣は365日狙っているといえば狙っています。ただ、春か真夏、雪の深い真冬に狙われることは稀です。川には魚が泳いでいますし、田んぼにいくらでもオタマジャクシがいます。あえて、危険を犯してまで人が飼っているメダカを狙う必要がないのです。
ところが秋になりますと、田んぼのカエルは少なくなり、オタマジャクシなんていなくなります。川の魚も岩に隠れ見つけにくくなります。鳥たちにとってはこれからやってくる試練の冬に向けて腹ペコなのは、リスクとなります。そこで、メダカたちを狙うのです。鳥だけではなく、ハクビシンやイタチなど木の実や昆虫を食べていた動物たちも同じです。
10月終わり〜12月は、特にメダカが外の敵にやれる可能性が高い時期と言えます。メダカも冬越しに向けてまるまると太らせていて、美味しそうに見えるのでしょう。選別の終わった、来年の期待を背負ったメダカたちがやられてしまうのはショックも一入(ひとしお)です。
害獣や鳥に対する最低限の対策
まずは簡単にできるものから。ほぼコストも掛からない対策です。特に4点目の「餌をこぼさない、残さない」というのは意外に忘れられやすい対策と思います。水草などでメダカたちの隠れ家を増やすこともポイントです。
フタ(メッシュ)をつける
- 目合い5–8mm程度の硬めのネットや金網をフレームに張って、容器全体を覆う。
- 端は洗濯ばさみ/結束バンドではなく、ワイヤーやクリップで外れないように固定する。
隠れ家を増やす
- 浮き草(アマゾンフロッグピット等)+沈水植物(カボンバ/マツモ)で表層と中層に陰を作る。
- 産卵床(毛糸モップ)や塩ビ管・素焼き鉢を横倒しにしてシェルター化。
水面テグス
- 釣り糸/テグスを容器の縁に格子状(10–15cm間隔)に張ると、サギ・カワセミ・カラスなどの着地を抑止。
給餌は“短時間・少量”でこぼれていないかチェック
- 夕方の長居を減らし、匂い・残餌で外敵を寄せない。
- こぼれた餌はケモノを誘引します。
こればこるほど、コストをかければかけるほど、より頑丈になります。たとえば、ステンレスメッシュのついた蓋をタッカーや蝶番で固定する、あるいは水槽そのものをフェンスで囲うなどです。極端な知人には罠の免許を取得して、小動物用の罠をしかけている方もいます。
予算等に応じてバージョンアップはしていただくとして、上記の最低限の対策を行うことはぜひおすすめします。
皆さん、この時期、乗り切りましょう!

